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ツバメのピーちゃん!

もう 気が付いている人もいるだろうか。

遠い遠い南の国から帰ってきているツバメ達に!

数日前から 女将の家のまわりでも ツバメの姿が見られるようになった。

朝方 窓ごしにサーッと低空飛行する黒いシルエット

アッ!ツバメが帰って来てる!

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そう ツバメの姿を見掛けるようになると 

今年も無事帰ってきたんだな~と 嬉しい気持の反面

ここ数年 女将の胸は痛みます。

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以前 飼っていたアラスカンマラミュートのハッピー!

最初は裏庭に犬小屋を置いてやり そこで飼っていたのですが

いつの間にか 車庫が彼女の犬小屋になってしまっていました。

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夏は 車庫が我家で一番涼しい場所。

寒い国の犬ですから そこが一番彼女には快適な場所だったのでしょう。 

お犬様に車庫を占領され

大将の愛車はと言うと 家の前の空き地を借りて

 青空駐車!weep

.

車庫がハッピーの犬小屋になってからは 

我家の車庫は24時間

扉が閉まることがありませんでした!

車庫兼物置ですので 物騒ではあったのですが

扉を閉めると いやがって

中から ガ~ン!ガ~ン! あの木刀のような手で

たたくものですから ご近所迷惑! 

その為いつも 開けっ放しでした。

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ある年から  車庫に頻繁に ツバメが出入りしている姿を

見掛けるようになりました。

気が付けば 数羽のツバメが車庫の中を旋回

そして 車庫の中に巣作りをはじめたのです。

そして みごとな巣を作り上げ  卵を産み温め始めたのです。

それからと言うものは 毎年ツバメがやって来ては 

卵を産み ヒナが孵り 巣立っていきました。

Tubamenokyoudai_2

.

家族にとっても

毎年ツバメが帰ってくるのが心待ちであり

ヒナの巣立つ様子が 喜びにもなりました。

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ツバメが益鳥で渡り鳥くらいの知識しかなかった私達でしたが

その間に いろいろな事に気づかされました。

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ツバメは一回目のヒナが巣立った後 もう一度卵を産み

2度の繁殖をする事!

そして 巣は雨風や強い日差しのあたらない所に作られ

人がひんぱんに出入りするような所に作られる事が多い。

そして ハッピーと散歩しながら 気付いた事は 

外飼いの犬が居る所に 巣が多く作られている事。

ネコなどに取られない様に考えて 巣作りをしている賢いツバメに感心。

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卵から孵化した子に夫婦が入れ替わり立ち代り

早朝から夕暮れまで餌を与え続けます。

親は自分達の餌をいつ食べているんだと思うほどの頑張です。

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それから 巣立ちの為の子どもへの 親の教育

我々人間が学ぶべき親の姿。

巣立ちが近ずくと 車庫の中が 

ジャッジャッ!ジャッジャッ!  チッチ!チッチ!と

とても騒々しくなります。

見てると夫婦で力をあわせ なかなか巣から出ようとしない子に

巣立ちを促しています。

勇気を出して巣から飛び出した子は 

初めはなかなかうまく飛べず

すぐに 近くに止まってしまいます。 

親はチィ!チィ!チィ!と煩いほどに鳴き立てて

止まろうとする子を せき立て 可愛そうな位 追い回して 

飛ぶ練習をさせるのです。

ひどい親のように見えますが 子を思えばこその姿です。

.

また ある時こんな光景も!

2回目の繁殖で出来た子ツバメの巣立ちの日

何時ものように 親にせき立てられながら巣立ちをした子ツバメ!

やっと 車庫から飛び出したものの 

すぐに隣の家の屋根に頼りなげに着地。

すると そこには 一回目に巣立った兄弟ツバメが

応援にきているのです。

.

最初 まさかと信じられなかったのですが

最初に巣立ったツバメの数と同じ数なのと 

親ツバメに比べると尾っぽが

短く体も少し小ぶりなので子ツバメだとすぐ判ります。

.

そして 巣立ちは成長の早いものから順に巣立ちますから

2~3日にわたるのですが

毎日同じ数の子ツバメが近くで待っているのです!

そして巣立ってまもないツバメの近くに飛んできて 

まるでみんなで守っている様に見えるのです。

この光景に 家族の絆の深さを見せ付けられ 

驚きと感動でした。

.

ハッピーも 狭い車庫の入り口から

ツバメが幾度となく出入りしても

知らん顔!

頭の上を通過しても飛びつこうともしません。

暗黙の了解なのでしょうか。

ツバメもこの犬は安心だと判っているのでしょうか。

.

でも  自然界の厳しさを目にする事も。

体の小さな育ちの悪い子は 親が巣から放り出してしまいます。

弱い子には 永い厳しい南への旅が無理な事を知っているから

その子を淘汰し その分 元気な子に力を注ぐのでしょう。

もちろん 誤って 子供自身で落っこちてしまうケースもあります。

.

落ちて生きている子ツバメを 何度か育てて見ようと

挑戦してみましたが まったく口を開けず餌も食べません。

人間が育てる事は とても難しいです。

.

ところが ある年 

やはり巣から落ちている子ツバメを見つけました。

まだ温かく 生きていました。

もう 何度も育てる事に失敗していたので

このままにしておこうかと 思いながらも 

生きている子ツバメを

そのままには出来ませんでした。

そして 餌を与えてみる事にしたのです。

.

ちょうど その頃 孫達がカメを飼っていて

そのカメの餌をぬるま湯でやわらかくして与えてみました。

最初は やはり口を開けようとしなかったものの 辛抱図良く

餌を口に運んでやるうち ついに口をあけたのです。

.

それから 孫と家族みんなで協力しながらの

ツバメの飼育が始まりました

見る見るうちに 羽も生えそろい 

すぐにツバメらしく育ちました。

.

そして 巣では兄弟が親から 餌をもらい

順調に育っていっていました。

ある朝 その兄弟たちの巣立ちを目にしたのです。

私達が育てていたツバメは ピーちゃんと呼んでいました。

ピーちゃんは 部屋の中で飛び回るまでになり

家族にも懐き 「ピーちゃん」 と呼ぶと飛んで来て

手に乗るまでになっていました

他の兄弟の巣立ちにピーちゃんも

間に合わせてあげないと。

.

悩んだ挙句 家の周りに

親、兄弟にがいる間にと ピーちゃんを外に飛ばしたのでした。

しかし一日目は少し家の周りを飛んだかと思とすぐに

戻ってきて 娘のセーターにしがみ付いたのです。

こんなに懐いているピーちゃん!

無理に巣立ちさせなくても!

家で飼ってやったほうがいいのでは

こんなにかわいいピーちゃん離したくない!

家族みんなの思いでした。

しかし 本来 野生のもの

仲間の中にもどしてやるべきでは!

葛藤の末 翌朝また兄弟たちの飛び交う空へ離しました。

まだ へたくそな飛び方ながらも 

ピーちゃんは仲間のなかに飛んで行き

どの子がピーちゃんなのか もう判りませんでした。

そして夕方が来ても 帰りませんでした。

.

ア~!仲間の中に入れたんだろうな~ と

思っていたのです。

.

しかし 余りにも 私達は自然界の厳しさを知らなさ過ぎました。

一度 親から離れ ましてや人間の臭いのついた子が

受け入れられる事はないのです。

巣立ちをしてもしばらくは 親が子に餌を与え

自分で餌を取れる様になるまで

親は餌を与えるのです。

.

私達の臭いの付いたピーちゃんが

親から餌を与えられる事は絶対になかったのです。

.

夜 店から帰り いつものハッピーの散歩に!

出かけてすぐに ハッピーが道端をクスクス!

なんと そこには小さなツバメが死んでいました。

そう そのツバメはピーちゃんでした

.

孫達には その事は話せませんでした。

春になると 毎年 ツバメが飛んできます。

その度に 「ピーちゃんやろか? どれがピーちゃんやろか?!」

とツバメを見上げる孫達 

「そうやね~!ピーちゃん帰ってきたんやね~!」

.

「ピーちゃんは  裏庭で静かに眠っとるよ」と

心の中でつぶやきながら。

.

そして 今年も家の前をツバメが旋回しています。

けれど もう車庫の中に入れて上げる事は出来ません。

車庫占領してた 

守り神のハッピーも 今はもういないからです。

.

車庫の中に巣があることを知っているピーちゃんの親、兄弟が

車庫の前を何度も何度も旋回します。

.

「ごめんね!入れてあげられなくて!」

.

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      Dscf0042

       よく懐いてた かわいいピーちゃん

.

.

  

       クリッツク募金http://www17.ocn.ne.jp/~crohn778/page034.html

       ねねホームページhttp://www.yakitori-nene.com/

  

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コメント

ブライトぱぱさん
そうですね!
生きていく事は動物だけじゃなく人間社会でも大変な事ですよね。
でも 動物や鳥達に人間が学ばされる事って多いですよね。
最近の親子関係の崩壊、親による子への虐待、
友達同士のいじめ、そして 理由なき無差別殺人etc・と
いつから 人と人を思いやり尊重し合う事を 
日本人は忘れてしまったのでしょうthink

あまりにも 殺伐としたニュースを聞くたびに 
私も これからの日本の将来を案じてしまいます。

これからの子供達にもっと希望とやさしさを育める社会にするためにも
大人達が頑張らないといけませね!

投稿: ニコニコおかみ | 2008年3月30日 (日) 22時49分

ニコニコおかみさん、こんばんは。
つばめさん、かわいそうだけど、自然界の厳しさ、生きていくことって大変ですね。
生きるためには、これから待ち受ける、いろいろな試練を乗り越えられる精神力を養っていく必要があると思います...。
最近、ちょっと挫折すると、あきらめちゃう人、他人を巻き込んで迷惑掛ける人、多くなってきているのかなぁ??
これからの日本、大丈夫なのだろうか...。

投稿: ブライトぱぱ | 2008年3月30日 (日) 03時41分

なすびさん
自然界の中では 人間が介入できない事も多々ありますよね!
でも それを 見守りながら この地球上でうまく共存して
いけたらいいですね!
ツバメたちにとっても 段々住みにくい環境になってるんじゃないかと 心配です。
人間も動物も鳥たちも すべての 生あるものが 気持ちよく生きていける環境であって欲しいものです!

投稿: ニコニコおかみ | 2008年3月28日 (金) 00時11分

5,1さん
生きてると 人生に疲れることありますよね!
そんな時 そう ちょっと 空を見上げて見るのも
いいかも知れませんね!
懸命に生きてるツバメたちや
彼らが思いっきり飛び交う青空を見てたら
悩んだり 落ち込んだりしてる自分が 
ちっぽけに思えて(*^_^*)

また 新たな気持で頑張れると思いますよ(●^o^●)

投稿: ニコニコおかみ | 2008年3月28日 (金) 00時00分

M,Mさん
生きること それは死か生か!
ツバメだけでなく 動物達の世界では
生に対して真剣です!
殺すのも生の為!
人間のように 邪悪な心で
無差別殺人なんて 理由もなく
人を殺めたりはしないです!

投稿: ニコニコおかみ | 2008年3月27日 (木) 23時50分

生への懸命さ。。。
それはより自然界の方が厳しいのですね!
でもその厳しさが種を守る掟でもあるのでしょうね。

辛いけれど、これまた自然の流れの一部なのですね。。。

投稿: なすび | 2008年3月27日 (木) 19時39分

動物も人間も みんな懸命に 生きてますね
あたしも 毎日働いて、クタクタ ボロボロ..。
でも 生きるためには、働かねば..   たまに むなしくなってしまいます
そんな時は 空を見て、懸命に生きているツバメ達に パワーをもらうことにします


投稿: 5.1 | 2008年3月27日 (木) 13時25分

鳥が怖い私ですが、ピーちゃんかわいそうですね。
何が本当の優しさなのでしょうかね。
人間の世界より動物の世界の方がもっともっと厳しいですね。
私達も負けずに強く生きていきたいものです。

投稿: M.M | 2008年3月27日 (木) 09時46分

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